「OM-1」のライブNDを試す

今回はOMデジタル「OM SYSTEM OM-1」のライブNDを試してみました。OMデジタルは " コンピュテーショナル フォトグラフィ " を掲げており、このライブNDはNDフィルター無しで通常のシャッター速度で複数枚撮影し1枚に合成する事でスローシャッター効果を得られる機能になっています。

ライブND撮影する為にいくつか設定しないと撮影できる状態にならないので注意が必要です。電子シャッター前提の機能なので " 静音単写 " もしくは " 静音セルフタイマー " にしておく必要があり、加えてモードダイヤルを " S : シャッター優先 " もしくは " M : マニュアル " にする必要もあります。スマホと「OM-1」のコンピュテーショナル フォトグラフィの大きな違いは、撮影前に「OM-1」は何かしら下準備が必要で個人的にもう少し感覚的にサッと切り替えてコンピュテーショナル フォトグラフィが楽しめれば、より魅力的になると第一印象。自分の場合、取扱説明書を読んでようやく使い方というか設定の仕方が分かりました…^^;

あくまでも私個人の独断と偏見ですが、設定とカスタマイズ性はパナソニック機の方が使い易い印象。以前のオリンパス機だったら自分のなりの基本設定を落とし込んだ後はスーパーコンパネで切り替えていくスタイルが便利だったのだけど、最近のミラーレス機は機能過多になりすべてをスーパーコンパネで操作し切るのが難しくなってきてますよね。

OM-1

今回のライブNDの段数はすべて " ND64 / 6EV " で撮影しました。あとはシャッタースピードと露出を調整して撮影といった感じでしょうか。マンフロットのミニ三脚に装着し、静音セルフタイマーで撮影しています。個人的にスローシャッター撮影はあまりした事がないので、試行錯誤しながらの撮影。しかし気軽に上記のような写真が撮れるのは魅力的な機能1つではないでしょうか。ちなみに使用レンズは、パナソニックのパナライカレンズ「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.」になります。

OM-1

動画撮影時に使うNDフィルターは持っていますが、暗くてもND16までしか持っていないので " ND64 " までライブND撮影が可能な事は興味深いです。ライブNDの設定でLVシミュレーションをONにしておくと、撮影時に背面モニタに疑似的な仕上がり具合が確認可能に。何気に実際に撮れる写真よりもLVシミュレーション表示の方が良い感じに見えるのは自分だけでしょうか…^^;

OM-1

川の流れを撮る場合は、シャッタースピードの違いで流れの表現が変わってくるので、この辺は奥深く感じます。今回初めてライブND撮影を試してみましたが、結構上手くいったのかな~と。夜のクルマのライトの軌跡をライブNDで撮るのも面白そうだし、道行く人々がいる街中をライブNDで撮ってらどうなるのか…実際の使い道を前もって考えておく必要がある機能かもしれません。


OMデジタル 製品紹介 : OM SYSTEM OM-1

パナソニック デジタルカメラ : LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.

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