「OM-1」の深度合成を試す

OMデジタル「OM SYSTEM OM-1」を使い始め1ヶ月が過ぎ、基本的な使い方は慣れてきたのでそろそろ「OM-1」の特長の1つである " コンピュテーショナル フォトグラフィ " を試してみようかと。元々GWの期間中にコンピュテーショナル フォトグラフィを試してみようと思っていたので順調に「OM-1」ライフを送れています。

まず最初に試してみたのはオリンパス時代からあるお馴染みの「深度合成」を試してみました。そう言えばパナソニック「G9」で同様の機能 " フォーカス合成 " を試しておけば良かった…仕上がり具合比較出来たのに…「G9」で1回も使わなかった機能かも…^^;

「OM-1」の深度合成は、撮影枚数(3~15枚) と フォーカスステップ(1~10) をそれぞれ設定しF値を絞る事なくこの好み被写界深度を合成してくれる撮影モードになります。フォーカスステップの数が大きくなるほど被写界深度が深くなる感じでしょうか。

今回は深度合成 撮影枚数8、フォーカスステップ 3/5/8/10 で撮り比べてみました。使用レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」でマンフロットのミニ三脚に装着しマッチ箱を撮っています。フォーカスはマニュアルフォーカスで固定。

フォーカスステップ3

OM-1

まずはフォーカスステップ3で撮影したサンプル画像。深度合成は、ボケ味を維持しながら被写体はきっちりピントが合った状態で撮りたい時に便利な機能。普通に絞って撮るとボケ味が活かせないのでその辺の演出も期待できるのだけど、個人的に少し違和感…。

フォーカスステップ5

OM-1

今回の撮影では " フォーカスステップ5 " が、このマッチ箱と被写界深度が合っている印象。あと「OM-1」の描写ですが、素材感が良い感じで出てくれるのでブツ撮りもお勧めです。

フォーカスステップ8

OM-1

妙にボケ味が残っている箇所が出てきてビックリ。普通にF値を絞って撮れば、途中の領域にこのようなボケ味が出ないので、完璧でないと言うか、適切な設定を見つけ出す必要があるんだな~と実感。

フォーカスステップ10

OM-1

マックスの " フォーカスステップ10 " を試すと、まだ若干ボケが残り、マッチ箱の金魚のウロコ付近が妙にボケてて…とりあえず今回の撮影においてはこのような結果に。フォーカスステップを8とか10ぐらいにするのであれば、撮影枚数を増やした方が良かったのかもしれません。今回はすべて撮影枚数は8枚で統一しています。

どんな機能もそうなんですが、深度合成を使いこなすにはトライ&エラーが必要でその試行錯誤を経て自分なりの設定が出来上がっていく感じでしょうか。


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