OMデジタル「OM-1」のEVFは良い意味で自然

ミラーレス機において " EVF " の性能を重要視し、EVF性能の優先順位が高いユーザーさんは多いのではないでしょうか。ミラーレスカメラ黎明期のEVFは解像度が低くドット感が残り、日中屋外では白飛びし彩度が低くなり、夜はノイズが顕著になり、フレームレートが低く違和感がありましたが、最近ではEVFの性能も向上し多くのユーザーに受け入れられている状況です。今回「OM SYSTEM OM-1」が搭載する " EVF " のストリートスナップ・インプレッションを少しだけ。EVF調整自体はまだ行っておらず、調光はデフォルトのAUTOで使用しています。

OM-1

「OM-1」が搭載するEVFのスペックは…

  • 解像度 : 576万ドット
  • ファインダー倍率 : 0.83倍 (35mm換算)
  • タイムラグ : 0.005秒
  • フレームレート: 120fps

フルサイズミラーレス機を含めてEVFの解像度 576万ドットは主流の解像度の1つ。MFT機に目を向けるとパナソニックのMFT機のEVF解像度は最新の「GH6」でも 368万ドットなので「OM-1」はフルサイズミラーレス機と同等レベルの解像度のEVFを採用してきた事が分かります。※EVFは解像度が全てではなく、ニコンでは369万ドットに抑えています。

もちろんソニーのEマウントフラッグシップ機「α1 | は240fpsなので上には上が。これまで愛用してきたパナソニック「G9」のEVF(368万ドット)より好印象。「G9」のEVFは歪曲があり賛否両論あるんですよね~。

どんなに高精細なEVFでも眼が疲れるファインダーだと本末転倒に。「OM-1」のEVFは、1日中使い続けても目が疲れた~とは感じませんでした。良い意味で自然に使えるEVFと言えるのではないでしょうか。

OM-1

晴天の広い場所や逆光や半逆光時に風景写真を撮る時に少しハイ側が白飛びしているように感じる事も。でもこの点は「OM-1」の評価測光の味付けも絡んでいるような気もするので、自分の中でまだ落としどころを見つけられていません。なので露出±0.3EV調整に迷いが出る時も。

EVFの表示スタイルはデフォルトの「スタイル2」を使用しています。「スタイル3」に変更しようかどうか検討中で、今度撮りに行った時に「スタイル3」を試してみようとかと。

MFは通常あまり使いませんが、フォーカスピーキングをONにして屋内で軽く使ってみましたが、特に使い難い事はありませんでした。ただしMFを良く使うユーザーさんであれば、こだわりが思うので私よりもよりシビアな基準になるかもしれません。

まだ「OM-1」を使い始めたばかりなので、EVFと背面モニタそしてPC/Macに取り込んだ時のモニタの感じはまだシンクロしておらず、取り込んでから±0.3EV調整のズレを感じる事も。

自分はEVFに対してあまり意識が高くなく評価は甘く、光学ファインダー的なモノをEVFに強く求めず、OVFはOVF、EVFはEVFという価値観かも。動体撮影時のEVFは経験していなのでこれからです。


OMデジタル 製品紹介 : OM SYSTEM OM-1

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