カメラのグリップの良し悪しは、どちらかと言うと理論的ではなく合う合わない・好き嫌いという感覚的な基準で評価される箇所だと思いますが、このOMデジタル「OM SYSTEM OM-1」のグリップの仕上がり具合は、小型ボディながらもきっちり握れるグリップに仕上がっている印象です。
グリップのインプレッション
内側がえぐれて少し深めのグリップで特に右手中指部分がえぐれて中指と薬指に力が入り易く安定しているように感じます。サムレストはえぐれた部分に引っ掛けるイメージではなく押すイメージで持っているかも。
これまで使用してきたパナソニック「G9」はマイクロフォーサーズ機として大き目な機種で、どちらかというと手の平全体でグリップを握る感じで、最初は「OM-1」の小ささに戸惑いながらも今では慣れてしまいました。
「G9」はパナライカ50-200mmなどの大きく重いレンズを装着した時にバランスは良いのですが、パナライカ15mmや25ｍｍなどのレンズを装着した時のバランスが悪く感じ小型軽量レンズだと一体感を得られないないのが個人的なネガな部分だったのです。
今は大きく重いレンズを所有していないので「OM-1」に大きなレンズを装着した時のバランスは分かりませんが、手持ちのレンズ群を装着した限りバランスが悪く感じた事はなく、数時間撮り続けても妙な疲れもなかったです。
グリップ繋がりというか、個人的に違和感がある箇所もあります。それは少し奥まったように感じるフロントダイヤルとリアダイヤルの配置。
フロントダイヤルとリアダイヤルの配置
絞り優先の場合、フロントダイヤルとリアダイヤルで露出と絞りをコントロールしますが、両ダイヤルが少し奥まっており回し難く感じる事も。特に「G9」から移行しただけにより感じてしまいます。その反面、奥まっている分、不意にダイヤルが回る事はありません。
まあ両ダイヤルは撮影時に良く使うダイヤルだけに使い始めの時期はすごく気になったかも。今は徐々に慣れつつあります。左肩にあるOn/Offレバーは慣れました。
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