OM SYSTEM 12-40mmF2.8 PRO II 安定のテーブルフォト

初代「M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO」はテーブルフォト (ブツ撮り) に重宝してしましたが、この「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II 」もテーブルフォトにおいて安定した撮影結果を実現しており使い易い標準ズームレンズに仕上がっています。

OM SYSTEM

F2.8通しの標準ズームレンズでズーム全域の最短撮影距離が20cm、ハーフマクロを超える最大撮影倍率0.6倍(35mm換算)を実現しており上記のようにマッチ箱を撮ってみましたが、本当に使い易い標準ズームレンズは健在です。

II型の製品ページを見てみると " 高い解像力 " を謳っており、上記の写真を見てみてもマッチ箱の質感やディテール、そして下に敷いている木綿の素材感がきっちり出ている印象。ちなみに写真はF5まで絞って撮影しています。

もちろん描画力が向上した「OM-1」との組み合わせで撮影した事も考慮する必要はあります。

I型はパナソニック「G8」「G9」で使い続けてきましたが、その時はII型ほどの解像感はなったような…パナ機とI型の組み合わせだとちょっとゆるい感じの写りだったのです。良い表現を使うと自然な描写となります。

「OM-1」とII型の組み合わせでF値を絞って撮影すると程良くパキっとくるかな~という感じ。I型とパナ機の組み合わせの時には絞り込んでもパキっと来ない感じがあったので、これが純正同士の組み合わせの強みなのかな~と。ただしシグマレンズほどのシャープ感はないかも。

元々ボケ味が柔らかくスムーズなレンズなだけに今回はピントが合っている箇所の解像感が上がっている感じでより魅力が増したレンズと言えます。

I型とII型の光学設計は同じでMTFチャートも大きな差はありませんが、何か違うんですよね~。購入時のプラシーボ効果なのか、今後も使い続けて印象が変わらないのか今後の経過が楽しみです。

II型は最新の非球面レンズ製造技術を採用しており、OMデジタルは「レンズの面肌改善」を行っている事を明らかにしているので、この効果が大きいのかもしれません。


OMデジタル 製品紹介 : M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

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