「OM-1」の鳥認識AFを試す

OMデジタル「OM SYSTEM OM-1」の鳥認識AFをようやく試す事ができました。ここ最近のミラーレス機の伸びしろの1つにディープラーニング技術を活用したAI被写体認識AFがあると思います。新型描画エンジン TruePic X (ニューラルネットワーク回路搭載) と 全画素AFの組み合わせで「OM-1」の鳥認識AFの精度に注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。

OM-1

写真的には失敗でフレーミングが間に合わなかった1枚。しかし鳥認識AFはきっちり反応しきっちりアオサギを捕捉している事が分かります。「OM-1」は全画素AF (1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF方式) を採用しており、フレームの隅々までAFが効くのでその恩恵も感じた1枚になります。この写真はJpeg撮って出し。

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遠くで飛んでいるアオサギに鳥認識AFが反応する事もありました。毎回毎回100%反応はしなと思いますが、今後も認識AFの精度がファームウェアアップデートでさらに進化してくれる事に期待。動きがある野鳥撮りにおいてAFをある程度カメラ側に任せる事ができれば、瞬間的な鳥の動きに合わせた構図作りに一瞬の余裕が出来るかも。

ちなみにAFロック中やC-AF/C-AF+TR中に緑色のターゲット枠を表示し続ける設定 " On2 " にしておくと、撮影中AFの動きが把握できてグリングリン動くので撮影している感が演出されるのでテンションが上がります。※MENU → 2.AF項目 → AFターゲット表示

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3枚目は飛んでくるアオサギを撮った1枚。鳥認識AFはしっかり追尾してくれています。パナソニック「G9」で何度も野鳥撮りした場所ですが、こういうシーンは「G9」だとAF (DFDテクロノジーベースのコントラストAF) が抜けちゃう事が多かったんですよね…^^; DFDは撮影時に一度AFが抜けちゃうと糸が切れた凧のように戻って来ない事が多く、個人的にDFDはマクロと望遠域には向かない印象があるだけに「OM-1」で普通に撮れちゃって鳥認識AF初撮りにしては良い収穫でした。※パナソニックは「GH6」で機能向上したコントラストAF (DFD) を搭載しているので「G9」のAFより進化していると思うので、あくまでも「G9」比較の感想です。

もちろん動画で鳥認識AFも試したので、機会があったらこのブログにインプレッションを掲載してみようかと思っています。野鳥撮りをするともうちょっと焦点距離が長く、テレ端F値がもう少し明るい望遠ズームレンズ欲しくなってしまう事も。

鳥認識AFはまだ使い慣れていない部分もあるので、より精度が高く良い感じで撮れるようなる事に期待。現時点だとすべてのシーンを鳥認識AFで撮るのは難しく、シーンによって置きピンで撮った方が簡単な時もあります。


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