「OM-1」は2022年3月18日に国内発売され、ちょうど2週間後ぐらいに桜が開花するタイミング。本当はもっと使い慣れて設定を煮詰めて撮りたかったのだけど、その前に今年も桜の季節がやってきました。今日は4月1日で地元の桜は昨日ぐらいに満開になり、見頃を迎えています。この土日にも色々桜写真や動画を撮ると思いますが、今日はランチタイムを利用してクルマを桜スポットまで走らせ40分ぐらい桜撮りした簡単なインプレッションになります。ちなみに使用レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」。
「OM-1」で写真を撮ると、OMデジタルとパナソニックの絵作り(カラーサイエンス)はまったく違うな~と。以前にもオリ機からパナ機に乗り替えた時に感じた事で、今回はその逆パターン。この2週間でストリートスナップや自然撮りした中で、評価測光の味付け(?)に違いを実感。「OM-1」はメリハリある画像なので白と黒がはっきり出る印象で、パナ機の場合は白飛び・黒潰れさせない方向性に感じます。パナ機に慣れた状態で「OM-1」で撮影すると白と黒の箇所が気になるというか…以前パナ機に移った時は逆に少し緩めな感じで…しかし慣れてくるとどちらの世界観も捨て難いのです。
今回は桜撮りで春の日差しは思ったより強いし、桜の花びらが光を反射したようになるので「OM-1」が内蔵している " ハイライト&シャドウコントロール (簡易トーンカーブ ) " でシャドウを少し持ち上げ、ハイを少し抑える Sh+1 / Hi-1 の設定で撮影しました。
最初 " ハイライト&シャドウコントロール " の呼び出し方が見つけられなくてトリセツで調べました…w 昔はスーパーコンパネ上に用意されていた気がしますが、あまり使うユーザーさんがいないのか…マルチFnに割り当てて呼び出す事により使えるように。
去年この桜の木を見つけて今年も撮りたいと思っていた桜なんです。花びらというよりも幹と枝の生命力に魅かれるんですよね。去年はパナソニック「G9」で同じ木を撮影しているのですが、思った以上に成長していてビックリ。
やっぱり自然風景や動物に関してはパナ機よりもOM機の方が力強さが出る印象。地面に近い位置から撮影しているので、個人的にはバリアングル式よりもチルト式モニタの方が使い易く好みです。
「OM-1」は2000万画素と画素数が据え置きですが、やっぱり解像感が上がっている気がします。撮り続けていく内にそれが当たり前になり毎回毎回解像感が高いな~と思わなくなっていくと思いますが、まだ「OM-1」を使い始めて1ヶ月も経っていないので新鮮。曇りの日や日陰の空間や部屋撮りの時は " ハイライト&シャドウコントロール " をオンにしなくても良いかも。
パナソニック「G9」も簡易トーンカーブ機能は搭載されていて、実は「G9」の方がこの機能は使い易い。私は方向キーに割り当てて使っていたのですが、クリックする度にオン/オフ可能で、基本的なパラメーターが数種用意されておりカスタム設定も保存可能。少なくとも「OM-1」は、オン/オフで切り替え可能になって欲しい。「OM-1」は一度起動させてパラメーターを調整し、元に戻す時はパラメーターをフラットに戻す必要があるので面倒くさく感じる事も。自分がまだ知らないだけで、パナ機のような使い方も出来るのかな~。意外とパナ機の方がカスタマイズの操作性というか柔軟性はある気がします。
取りあえず今年の桜撮りは、初期値の " Sh 0 / Hi 0 " か " Sh+1 / Hi-1 " の設定を軸にして撮って行こうかと思っています。ちなみに上記の2枚の桜写真は、モノクロJpeg撮って出しで撮影後のPhotoshop補正は一切かけていません。補正かけるとすればもう少し明るくするかも。
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