全画素AF搭載「OM-1」だからこそ元祖ZUIKOレンズを使う選択肢

OMデジタル「OM-1」は2037万画素 裏面照射積層型 Live MOS センサーを搭載し全画素AFを採用しています。このイメージセンサーとAF方式は「OM-1」を購入した理由の1つで、元祖フォーサーズ ZUIKOレンズを装着し撮影した時のフォーカシングがどんな感じなのか試してみました。

マイクロフォーサーズ機である「OM-1」にフォーサーズレンズをダイレクトに装着出来ないのでフォーサーズアダプター「MMF-3」をボディとレンズの間に取り付ける必要があります。手持ちの元祖フォーサーズレンズは「ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro」と「ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8」しかなく、今回は35マクロを装着。

コントラストAFを採用したマイクロフォーサーズ機だと元祖ZUIKOレンズを常用するにはストレスが溜まる挙動でしたが、この全画素AFを搭載する「OM-1」との組み合わせは、結構使えるレベルな印象。モーター音が煩く合焦時に前後に動きますが、もっとギクシャクするのかなと想像していたんです。もちろん " M.ZUIKOレンズ " の方がスムーズで快適に動作しますが、元祖ZUIKOレンズを何本も所有している方は楽しめそうな予感。一般的な像面位相差AFを搭載した「OM-D E-M1シリーズ」と比べて「OM-1」の方が快適なのかどうか気になるところ。

ちなみに後継レンズ的な「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」が存在し私も所有していますが、30mmだったらF値をF2.8にして欲しいし、F3.5で行くならば焦点距離は35mmにして欲しかったマクロレンズかも。

元祖ZUIKOレンズ+フォーサーズアダプター MMF-1 / MMF-2 / MMF-3 を「OM-1」に装着する時は…

  • プロキャプチャーSH2 は選択できません
  • ムービー撮影中 AF は動作しません
  • 「拡大AF」 は動作しません
  • 「星空AF」 は動作しません

一部機能が動作しないので注意が必要です。

OMデジタルは、レンズロードマップ上で「PROマクロレンズ」を計画しており個人的な気持ちはこのレンズに向いていますが、「OM-1」で「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」が使えるのはマクロレンズの楽しみが増える事に。

フォーサーズレンズは " 50マクロ " が神レンズと言われており、個人的に高価で購入する勇気がなくより安価な " 35マクロ " を購入し、マクロ撮影の基本を学びマクロ撮影の楽しみを教えてくれた思い入れのあるレンズ。取っておいて良かったです。


OMデジタル 製品紹介 : OM SYSTEM OM-1

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