パナソニックの次世代AFシステムへの期待

パナソニックが次期「S1」に次世代AFを搭載してきそうなメッセージが登場しましたが、まだ一般的な像面位相差AFなのか、全画素AFなのか、パナソニック独自の新開発AFシステムなのか分かっていません。個人的にDFDからの脱却もしくは柔軟な対応に期待しているので雑談を少しだけ。

パナソニック「G8」「G9」を使用し先日「OM SYSTEM OM-1」を購入しOMデジタル(オリンパス)回帰といった感じですが、パナソニック機を見限った事ではなくパナソニックから意欲的なスチルコンセプトのカメラの登場に期待しています。

今回のメッセージは「S1」なのでマイクロフォーサーズ機ではなくLマウント フルサイズ機となっています。「S1」「S1R」はどちらかというとスチルコンセプトに近いような…なのでその先にマイクロフォーサーズ機である「G9」後継機もしくはスチルコンセプトのMTF新型機まで展開してくれたら最高です。パナソニックが今後スチルコンセプトのミラーレス機を計画しているのかどうか…それが問題。パナ機はスチルコンセプトでも動画性能が高いところが魅力1つ。

「OM-1」に乗り替えたのはAFシステムが1つの理由で、「OM-1」の全画素AF (1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF) を体験してみたかったから。個人的にパナソニック独自のDFDテクノロジー・ベースのコントラストAFには限界を感じていたので…^^;

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店頭での試し撮りとか、普通のスナップ程度であれば問題ないのだけど、マクロ域と望遠域の本気モード撮影時に限界を感じてしまうのです。上記の写真はマニュアルフォーカスで撮っているんです。個人的に水玉写真に求めるピントの位置は、水玉のエッジ部分・水玉の表面の2つに加えて、水玉に何かを写り込ませて撮る場合 ピントが合う箇所は表面ではなく少し奥まったところにあるんです。DFDだと運次第の事が多くて…あくまでも私のカメラ設定と撮り方による感想です。あと全体的にコントラストが低いシーンや凄く淡い感じのマクロ撮りもDFDだと厳しい時も。

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あと望遠域も厳しい時があります。例えば野鳥撮影時、日本の野鳥は褐色の鳥が多くDFDだと厳しい時も。動体も像面位相差と比べるとDFDは弱い事は周知事実で、一度ピントが外れちゃうと紐が切れた風船のようにフォーカスが戻って来ないので、丸々狙った瞬間を諦める事も。上記のような自転車ロードレースやモータースポーツなどはユニフォームやボディカラー・デザインがコントラストAF(DFD)でも掴み易い印象です。

先日「OM-1」で野鳥撮影 静止画・動画 試し撮りをしてみましたが、やっぱり「G8」「G9」よりも快適なんですよ。「GH6」のDFDは性能が向上しているようですが、「OM-1」を経験しちゃうと「OM-1」対抗機として「G9」後継機が出た場合 引き続き " DFD " を採用していたら売れないんじゃないかな~と思ってしまいます。少なくとも自分は買い替えないかもしれない。

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元々「G9」は「OM-D E-M1シリーズ」をベンチマークしたような機種で、後継機が同じようなコンセプトで来るのであれば、少なくても一般的な像面位相差AFは載せてきて欲しい。DFDで来るなら「OM-1」とは違う方向性のカメラに仕上げる必要がありそうな予感。例えば、M型ライカ的なストリートカメラとか。でもそれって「GX7」が担っているんですよね…^^;

パナ機の被写体認識技術の素養が良い事は「G9」で経験済みなので、そのベースとなるAFシステムが進化してくれると個人的に魅力的なカメラに。なので次期「S1」のAFシステムの仕上がり具合にすごく注目しています。


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